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Semat Governanceに関するドキュメント

SEMATイニシアチブに関する質問と回答(原文

Q: ゴールが非常に高尚ですが、それらが唯一のゴールなのでしょうか?実践できる解決策が見つかるまで公式な活動の開始は待つべきではないでしょうか?

A: 多くの人達は素晴らしいアイデアを持っています。しかしながら、誰も正解を持ち得ていません。この偉大な問題を解く唯一の方法は、コミュニティ活動を通して正確に問題を捉え、幅広く同意を得た解決策を導き出すことだけです。それが目的の声明にしたがって活動を開始し、様々な専門家からの意見を歓迎している理由です。


Q: なぜ署名を強調しているのですか?

A: Call for Actionにサインした人々は各々の方法でソフトウェア開発の世界に影響を与えてきました。彼らの参加は特に大企業におけるプロジェクトの可視化とその成功に不可欠だからです。


Q: 署名の中にほとんど目に見えるコンセンサスがありません。どのように彼らから共通のアプローチの同意を得るのですか?

A: ご指摘の通りこのグループは強力な視野を持った人達で構成されています。しかしながら彼らは幅広く同意を得た要素を持ち、主要な問題に対応できる堅実さ、要求、利用状況、技術の多様性を吸収できる十分な拡張性を持ったカーネルが重要であることを理解しています。最初のステップでは今後取り組むべきことをまとめたブループリントとしての役割を果たす共同のビジョンステートメントを発表することになります。


Q: 素晴らしい人々のグループにサインされたCall for Actionですが、実際の活動は開始しているのですか?

A: 難航が予想されますが活動を開始しています。参加者のお気に入りのアイデアが活動を推進する重要な要素ではないため、自分自身に妥協することなく、また誰も諦めることなく全員を前進させていくことが最も難しいことになるでしょう。根気強さ、想像力、交渉力を持って活動することで成功に導くことができると考えています。


Q: ソフトウェアエンジニアリングの規律や方法論にはたくさんのアプローチが存在する。私たちは革命を必要としないし、私の理論を幅広く受け入れる必要がある!

A: 多くの人達が優れた理論を持っており、その一部が成功した実験により裏付けされている。おそらくあなたの理論もその一つだと思います。残念ながら、単一のアプローチは産学会において幅広く受け入れられることはありません。私たちは他の工学分野と同様にみんなが同意できる共通のフレームワークを必要としています。あなたのアイデアを私たちの活動で役立てさせてくれることを期待しています。


Q: SEMATはIEEE Computer Society SWEBOK(Software Engineering Body of Knowledge)やソフトウェアエンジニアリングの様々な標準カリキュラムのようなこれまでの取り組みと何が異なるのか?

A: SEMATはSWEBOKやその他の取り組みの重要性を理解しています。SEMATはそれらの上に構築しますが、それらに起因する制約からは自由な立場を取ります。それらは常に最先端の内容が反映され、さらにベストプラクティスと判断された内容がグローバルな知識体系と統合されているので、他の取り組みと互換性がある部分とない部分が混在しています。SEMATは成功した設計のように首尾一貫した手法と理論の集合体になる必要があります。そのために必要なアイデアの取捨選択に取り組んでいきます。

また、SEMATはより大きな望みを持っています。以前の他の取り組みとは異なり、SEMATはソフトウェアエンジニアリングに対する言葉と一般的な理論の開発を目的としています。


Q: Call for actionでは幅広く同意された要素と特定用途に対する拡張性を持ったカーネルについて語っている。これはUnified Methodologyのように聞こえる。それのことか?

A: いいえ、私たちは単一の方法論を探してはいません。しかし、私たちは普遍的な問題と普遍的な広く認められた解決策といったソフトウェア開発の普遍性を識別しようとしています。例えば、すべてのプロジェクトはプロセスとプロダクトを有し、それらのプロダクトは最後には必ず実行ファイルを含まなければなりません。すべてのプロジェクトは分析、設計、実装、検証において決まった手順を踏まなければなりません。その他の普遍性は分析者、開発者、品質保証エンジニアといったロール定義を含んでいます。SEMATの取り組みでは、問題領域と解決領域の双方における上述した普遍性を識別すべきと考えています。これらは既存の問題の理解と既存の解決策(理論とプラクティス)の再利用だけではなく、既存の問題に対する解決策を作り出したり、まだ存在しない問題の解決策を新たに開発することを容易にするでしょう。


Q: 取組みの多くが失敗している領域でなぜ成功すると言えるのでしょうか?

A: 産業界はこの領域のファッション化にうんざりしていたり、方法論とプロセスに関する中身のない会話に慎重になっていますが、将来の変化に備えていると信じています。一方、産業界と学会に隔たりがあることを疑問視もしています。例えば産業界が発信した多くのプラクティスが大学の標準カリキュラムに組み込まれたり、最初はミッションクリティカルなシステムが対象で将来的には幅広く適用できる可能性を持ったプラクティスを実際のプロジェクトと連携して高度研究に取り組んでいるなどの事例があるからです。


上述してきた希望が理解されるためには、産業界と学会のコミュニティが力を合わせていかなければなりません。取り組まなければいけない仕事は膨大に残っていますが、ほんの数週間で作り上げたSEMATイニシアチブの生み出した勢いはこの見通しが達成可能であることを示してくれています。あなたが私たちの熱意を共有してくれることを期待しています。